グッドマナープロジェクトの取組みについて行政マンの方から意見を聞きました    
    ○語ってくれた方:都城市役所 生活環境部 生活環境課 副主幹 福丸謙二さん
○聞きにいった者:グッドマナープロジェクト     事務局長 馴松幸生
 
      ■場所:都城市役所 生活環境課 ■日時:平成17年6月17日  
         
  馴松  最近ある自治体にこの企画を提案したところ「無料配布するのはいいけど、これって消耗品でしょう、ゴミが出るのが困るんですよね」と言われました。このペーパースコップって時々そのように言われるんですよ。

福丸さん ゴミとして出されるということはフンを持ち帰った「証」です。勿論、ゴミを減らす事は大事な事ですけど、飼主の方が犬のフンを持って帰る事はもっと大事。マナーを守る習慣を啓発していく為のツールとしてとても役立っていますよ。だから、都城市は継続してこの取組みに参加していく予定です。それに、このペーパースコップ自体は毎年、狂犬病予防注射に来られる飼主の方へのプレゼント(ご褒美)という意味合いも込めて配布しています。また、環境美化(公園、道路、河川、観光地)に関係する部署が必要とする場合はそちらでも配布しています。

馴松 それを聞いて安心しました。このグッドマナープロジェクト(以後GMP)は昨年6月からスタートして試験的にまず都城市から取組んでいただいたのですが、最初この企画提案をする前は少々不安でした。でも、話終えた時、福丸さんからすごくいい感触の言葉をいただいたので、あっこれはいける!と思いました。

福丸さん どの自治体もマナーアップは呼びかけたい、しかし、財政は厳しいのでなかなか「目に見える」啓発活動ができません。ですので、(企業・団体に協力いただくことで)財政負担がなく、「目に見える」啓発活動が実施できるというのはどの自治体も喜ぶと思いますよ。

馴松 都城市での実績のおかげで、これはどの自治体にも喜んでいただけると思い、GMPをそれぞれの自治体に提案するのですが、各担当者の考え方がこうも違うのかと感じています。それと地域性も多少加わるようですね。

福丸さん 今まさに地方自治体は財政難に陥り、様々な面で受益者負担という構造も検討が出始めたけど、住民サービスはなるべく無くしたくない。だから民間との連携はNPOはじめ今後ますます必要になってくるから、さきがけという意味でもこのような取組みはやってみるべき。

馴松 現在大分市と進めているんですが、大分市はさらに一歩進んでいて、新たな増収策として、職員らが使用する乗用車やごみ収集車の車体を広告に利用する事業を始めると発表してます。いわゆる広告収入事業というものです。聞いた話では車体広告はまだ未定だけどホームページへの広告募集は予定どおりだそうです。

福丸さん なるほどねぇ!それぞれの自治体が、生き残っていく為の策をはじめたという訳ですね。地域が良くなっていくにはもっと柔軟に対応する必要がありそうですね。

馴松 今日はお忙しい中、お時間いただきましてありがとうございました。次年度分の展開を始めますので何卒よろしくお願い申し上げます。

 
   
         ■更新日:2005.7.20
             
     


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 ●これはペーパースコップの無料配布
  用として窓口やカウンターに設置する
  為のスタンドです。
 
     
   
         
       
         

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